南品川/旧東海道を臨む新しい和カフェ『茶箱(ちゃばこ)』

今日ご紹介するお店の最寄り駅は京急線の新馬場。でも、お隣の青物横丁駅やりんかい線の品川シーサイドからのんびり散歩するのもありだと思います。品川駅や目黒駅等からのバスも近くを走っているのでそれで訪れるのもいいし、疲れたらバスを使って帰るのも良いと思います。

お店は旧東海道沿いの商店街の中にあります。昔ながらの店や新しくできたお店が入り乱れて面白い旧東海道。ほとんど車は通ることなく、のんびりした雰囲気。道の奥には歴史のある寺社も沢山あります。

そんな旧東海道沿いに今日ご紹介する『茶箱』はあります。

旧東海道沿いには歴史ある佇まいの店も多くみることができます。

公園隣、街に溶け込む元理容室の建物

茶箱は昔風に言うと、お茶屋さん、もしくはお茶メインの甘味処。今風に言えば、和カフェでしょうか。たぶん、後者のイメージのほうがより正しいものだと思います。

お店の目印は店玄関に置かれている深緑の看板と軒先に掲げられているやかん。もしくはお隣が公園になっているのでそれを目指すといいかも。

お店に入ると、店員さんが出迎えてくれます。時には和菓子の仕込みをしていたりすることもあり、それもアットホームな雰囲気を作っています。

店内は幾分か長細い感じでしょうか。元理容室だったと思わせる場所にはカウンターと、店名にもなっている茶箱を使った休憩スペースができています。カウンター内には透明度が低い、何か安心できる大きな鏡があります。

奥にある2階へ続く道は普段閉じられていますが、和菓子作りのイベント等に活用されるそう。

煎茶とお茶菓子を

人がいるといないとでだいぶ雰囲気も変わる小さな店舗です

メニューと和菓子が並ぶカウンターでオーダーを済ませ、席に座ります。奥にある雑誌や自分で持ち歩いている本をしばし眺めれば、お店の方が頼んだものを運んできてくれます。

この日、頼んだのは浅煎りと深煎りの煎茶と和菓子たち。この日は地域のお祭りだったこともあり、一部の商品は早い段階で売り切れてしまっていました。

ふと考えると水無月をフォークで食べるのって斬新かも

相方と来るときは毎回違う種類を頼みながら飲み比べや香りを比較して楽しんでいます。季節のお菓子は頼んだり頼まなかったりです。この日はお店の看板的な和菓子レモン大福と、水無月を頼みました。

深煎りのまとまりとコクをよく感じられることのできる煎茶に一息つき、浅煎りの個性を茶葉の個性を楽しみました。涼し気な見た目の水無月。温かいお茶ともぴったりです。そして、レモン大福。あまい白あんと酸っぱいレモンの果汁がぴったり。毎回安定の味なんです。

店員さんにお願いすれば、二煎目の煎茶を無料で戴けます。この二煎目は味がよりまろやかになります。それで心も落ち着き、足取りを軽やかにしてくれます。

これからの季節は冷茶やアイス最中とかもよさそう。このお店では和菓子等のテイクアウトも行っているので、家で落ち着いた状態で食べるのも良いと思います。実際、我が家でも何回か頼んだことがあって、その際は紙のブラウンバッグに入れてくれて何となく気分もウキウキでした。

アイス最中の皮は”茶箱”をかたどったもの

もちろん、茶箱でお店によってセレクトされた茶葉も購入することができますし、その際、茶葉にあった淹れ方も教えてくれます。会話を楽しみながら、煎茶や和菓子をしっていくのにはぴったりの場所のような気がします。

週末、旧東海道を楽しみつつ、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

施設情報

お店について

茶箱(ちゃばこ)
住所 :〒140-0004東京都品川区南品川2-11-5
最寄駅:京急新馬場駅、青物横丁駅、(りんかい線品川シーサイド駅)
最寄バス停:東品川三丁目 等
営業時間:11:00~18:00
定休日:月曜日

HP及びSNS等について

twitter:-
Instagram: https://www.instagram.com/cha8ko/
facebook: https://www.facebook.com/cha8ko/
公式HP:-

facebook、instagramいずれでも季節のお茶菓子や茶葉についてお知らせしてくれます。また、facebookではワークショップやイベントのお知らせも行われているので、それきっかけで利用してみるのもありかもしれません。私自身もタイミングが合えば、和菓子作りに挑戦したいな、なんて思っています。

なお、2019年6月10日時点でHPとtwitterは確認できませんでした。

雑な閑話休題(雑感)

北品川駅からほど近い旧東海道沿いの商店街。散歩するには気持ちの良いところです。

茶箱がある場所は、上でも書きましたが、旧東海道沿いです。どこの道も、新たに新がつく道ができると、そちらが幹線道路となり、賑わいはそちらへ移るものです。

そして、かつての通りは地域住民に戻ってきます。幹線道路や産業道路から、商店街通りだったり、生活路へ。ゆったりとした時間があって、再びタイムスリップしたような雰囲気もあります。決して賑やかではないかもしれませんが、通り自体も居心地がよく、そして、今回のようなお店も少しずつ増えているような気がします。

最近はこのへんでも再開発が進んで、月ごとに新しいマンションができているような気がします。そして、それに伴って街を歩く人々も若返っていっています。それはこれからの発展が楽しみな光景かもしれません。まだ紹介しきれていないお店も沢山あるので、少しずつシェアできればなと思っています。

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