• 2019年11月14日

【本紹介・感想】知られざるコーヒーの生産現場や流通システムがわかる『常識が変わる スペシャルティコーヒー入門』

内容 この本は、「はじめに」の章(P11)に書かれている通り、「品質の高いコーヒーを求める人やそういう人たちに商品を提供する人たちを読者として想定し、その人たちがコーヒーのリテラシーを高めること一助になること」を目的としています。 だからといってタイトルに「入門」と書かれているし、手に取りやすい新書 […]

  • 2019年6月28日

【本紹介・感想】本の登場人物が語りだすインテリアのこだわりとは『文学の中の家』

内容 本書では、著者がインタビュアーとなって古今東西の有名な文学作品の登場人物たちに自宅やよく知っている家について聞いています。 とある章ではロンドンの都会に住むワトソン博士にインタビューをし、とある章では選ばれた騎士たちが集う城で城主のアーサー王から話を聞いています。中にはツリーハウスといえば聞こ […]

  • 2019年6月25日

【本紹介・感想】母国と言語のずれの中で生きるとは・・・『「国語」から旅立って』

内容 台湾で生まれ、ご両親の仕事の都合で3歳から日本で過ごすことになった著者の温又柔さん。この本には彼女が日本に移り住んでから大人になるまでのことが綴られています。 温さんは台湾語と中国語が飛び交う家庭で育ち、来日して幼稚園に通うようになると、やがて日本語を習うようになります。そして、学校や友達と過 […]

  • 2019年6月19日

【本紹介・感想】コーヒーの断片的なトレンドが知識として統合される『スペシャルティコーヒー物語』

日本ではスペシャルティコーヒーとサードウェイブはよく混合されて、もしくは、一緒のムーブメントとして紹介されている気がします。 ただ、セカンドウェイブの代表格とされるスターバックスでもスペシャルティコーヒーと名前の付いたコーヒー豆を購入することはできますし、また、それと同様に、他のセカンドウェイブ的な […]

  • 2019年6月14日

【本紹介・感想】人類は酩酊しながら、失敗と進歩を繰り返した『酔っぱらいの歴史』

内容 人類が安全な水分摂取の方法として頼ってきた酒。いや、人類だけでなく、猿だって酒を摂取しているシーンが目撃されているという。ただ、多くの猿は人類より賢いらしく、一度泥酔して二日酔いを経験すると、より良い水分摂取方法を探すらしいけど。 歴史上の英雄や奸雄も酒に関する伝説的な逸話が付きまとう。戦争で […]

  • 2019年6月11日

南品川/旧東海道を臨む新しい和カフェ『茶箱(ちゃばこ)』

今日ご紹介するお店の最寄り駅は京急線の新馬場。でも、お隣の青物横丁駅やりんかい線の品川シーサイドからのんびり散歩するのもありだと思います。品川駅や目黒駅等からのバスも近くを走っているのでそれで訪れるのもいいし、疲れたらバスを使って帰るのも良いと思います。 お店は旧東海道沿いの商店街の中にあります。昔 […]

  • 2019年6月6日

【本紹介・感想】居場所を求めて焙煎士という職業に出会った一人の男性の話『誰もいない場所を探している』

今の状況を思いながら、本書へ  今、カフェはブームなのでしょうか。正直、よくわかりません。ただ、色んなお店が新規オープンしているのをよく見ます。一方で、閉店しているお店の数が多いのも事実です。もともとそういう業界といってしまえば、それまでです。  少し振り返って、バブル崩壊後の90年代、企業のリスト […]

  • 2019年6月4日

【本紹介・感想】新しい形を模索し、もがく一太郎開発チームがここに『俺らの一太郎がスパダリのわけがない』

【内容】   ジャストシステムが作ったワープロソフト、初代「一太郎」 は2010年3月に、社団法人情報処理学会が制定する「情報処理技術遺産」に認定された。一時期はワープロ(ソフト)といえば、一太郎だった。ウィンドウズが導入され、いつの間にか「ワード」が普及した今日。 ジャストシステムは、今でもこのワ […]

  • 2019年5月31日

【本紹介・感想】戦争でも人物でもなく、飲み物から見た歴史『歴史を変えた6つの飲物 ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、茶、コーラが語る もうひとつの世界史』

内容 古代から現代にいたるまで、人類の発展には飲み物の確保が常について回った。狩猟をしていた頃も、その後、定住して土地を耕すようになってからも安全な飲み物の確保は重要だった。 人類は、常に入手可能で衛生状態も問題ない、もしくは保存可能な飲み物を手に入れることによって生存圏を拡大していった。 飲み物を […]