【本屋探報】渋谷の真ん中で静かに本を選べる空間HMV&BOOKS SHIBUYA

じっくり本を選びたくなる6F

6Fは5Fとは少し雰囲気が異なります。フロアの半分が音楽、そしてミュージアムによって構成されています。また、本もそれに伴ってアートやデザイン、そして映画関連のものが多くを占めています。フロアに流れている曲は5階と一緒だと思うのですが、それでもアップテンポな雰囲気を感じるのは私だけでしょうか。

ただ、エレベーターをあがってすぐに見えるのはビジネス・人文のスペースです。ここだけは少し硬め(かな)。話題のビジネス書を棚にラインナップしつつ、奥にはビジネス戦略やマーケティング戦術に関する本があります。ある程度シームレスな感じな本棚になっていてお隣の領域からヒントを得られることもありそう。

この奥は人文書コーナー。哲学だったり、社会学だったり、科学関連の本はこのコーナーにあります。思わぬ全集とかにも出会えて、果たしてこれは売れるのだろうかとおもったり、思わなかったり。でも、こういう本があると隣にある入門書や解説本を手に取ってみようかなと思うのも事実ですが。。。

アート・デザイン本の周辺にはお子様連れの方も。そう、絵本もこのコーナーの一角にあります。家族連れの方が翌週に読む絵本を購入している姿にほっこりしました。

アート・デザインの奥にはアートに関連した写真集コーナーもあり、こちらはアート系の学生さんと思しき人や、デザイン系を生業にしていそうな人たちでにぎわっている感じでした(違っていたとしても写真集を撮る顔が真剣でした。)。

さらに奥は建築や都市デザイン等に関する本も。建築家 中村好文さんのサイン本がひっそり販売されていたのにはめっちゃテンションが上がりました。

あとやっぱり相性が良い映画コーナー。韓国映画『パラサイト』の横に橘さんの格差社会を指摘した『上級国民』を置いていたりと。個人的な嗜好はさておき、映画の原作、関連本や解説本を一緒においてくれると幅が広がります。

もちろん、奥には映画理論や映画文化に関するきっちりした本も多数備わっています。宇多丸さんや町山さんのラジオを聴く方ならその嗜好もばっちりかもしれません。

すこしおまけの7F。

マンガはとても好きだけど、ここのお店では何となく購入しづらかったので簡単な紹介だけ(反省、そのうちじっくり買いに行きます)。

5Fの食、6Fの人文・ビジネススペースの上にマンガスペースがあります。中央にサイン色紙や原画などの展示をしつつ、周りを新刊や話題書が囲む感じ。売れ筋なものから渋谷ならではのポップカルチャー的なマンガも多数。

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