街に溶け込むコーヒースタンド
本郷通り(中山道)と春日通の交差点からほど近くにあるこのお店。春日周辺での文学散歩や近くの水道博物館や文京ふるさと歴史館を訪れた後に立ち寄るのも良いかもしれません。
そんな周辺環境の中にあってシックな店構えをしているのが、今日ご紹介するAMMONITE COFFEE MARKET(アンモナイト コーヒー マーケット)です。お店の入り口から見えるのは数種類のコーヒー豆がぎっしりならぶガラスのショーケース。右手にはコーヒー器具が並びます。このお店はテイクアウトする学生や近所の方も多く、その光景は街のコーヒースタンドというかんじかも。
そんなお店を訪れたのは少しずつ暑さを感じるようになった5月のとある週末の午後でした。
コーヒーの香りが燻る店内で
カウンターで豆を眺めながら、オーダー。お店の顔でもあるスチームパンク製法やハンドドリップもあったのですが、この日は久しぶりにアメリカーノの気分。というか、エスプレッソマシーンがカウンターにあるとついついそっちの気分が盛り上がっちゃうというのもあるんですけどね。
ということでオーダーを済ませ、奥の席へと移動します。長細い廊下の先には焙煎機が二つある広い空間があります。この日はすでにお二人がいらっしゃったのでこの部屋の手前にある二組ある二人席の一つへ。
少し落ち着きながら、奥の部屋に流れるコーヒーの映像とか焙煎機を眺めていました。流れているのはたぶん”A FILM ABOUT COFFEE”かなぁ。最近、観ていないのですが、このフィルムは東京コーヒーフェスティバルでも映像が流れていたような気がします。
暫く涼んでいると店員さんがオーダー品を持ってきてくれました。私はコーヒー、相方はアイスカフェオレです。シェアしたのはレモンケーキ。お昼を少し前にしっかり食べたのでちょっとしたデザートをとるという気分でした。
エスプレッソマシーンのコーヒーは相変わらず独特。濃厚さを感じたかと思うと、すぐに喉奥へと消えていつまでも口の中には残りません。コーヒーの水分も心なしか、分離しているイメージがあります。コーヒー油と水、両方の良いところが感じられて無性に飲みたくなることも。
クーラーとかの環境下ならこちらのほうがいいかもって思うときも。アイスカフェオレもしっかりした味なので、コーヒー好きにも納得してもらえる味だと思います。
少しアップテンポの曲が流れる店内へは、地元の品の良さそうななおじいさん、若い二人組、本を携えた女のひと等、幅広い層が訪れていました。
この日は一時間弱ほど滞在して次の目的地へ行きました。帰りはセルフ方式なのでもっていくのですが、こういうちょっとしたやりとりもいいもんですよね。
施設情報
お店について
AMMONITE COFFEE MARKET(アンモナイト コーヒー マーケット)
住所 :〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目2−6 シンセイビル1F
最寄駅:本郷三丁目、湯島、春日、後楽園、お茶の水
営業時間:平日 8:30〜20:00 土日祝 10:00~19:00
定休日:-
HP及びSNS等について
twitter:-
Instagram: ammonite_coffee_market/
facebook: https://www.facebook.com/ammonitecoffee/
公式HP: http://ammonite-coffee.com/
急な定休日や連休についての営業は公式HPやSNSで流れます。また、インスタではその時々に、仕入れた豆についての詳しい説明がなされています(twitterという伝達手段は使用していないようです)。
また、HPには焙煎豆やオリジナルグッズ等を販売しているオンラインショップへの導線もありますので興味ある方は是非チェックしてみてください。
雑な閑話休題(雑感)
滞在中、急な夕立、、、にはならなかったのですが、雷の音がしてみんながみんなの顔をうかがうような状況になりました。そのとき、店員さんが大丈夫そうです、と言ってくださって、みんなで笑顔になり、各々の作業だったり、会話に戻っていったのが印象的でした。
カフェスペースは各々の目的で訪れるところです。それが些細なことで一瞬交差する、そんなこともあるんだなと思いました。それはちょっと嬉しい出来事。別になくったっていいし、日常的にあると感動は薄れるのだけど。
まぁ、そんなことを思いながら、今日もどこのカフェを訪れようかなと思っているかぼすでした。