本の概要
- タイトル:ブックショップ(The Bookshop)
- 著者:ペネロピ フィッツジェラルド
- 訳者:山本 やよい
- ブックデザイン:アルビレオ
- 発行:ハーパーコリンズ・ジャパン
- 印刷・製本:中央精版印刷株式会社
- 初版:2019年3月1日
映画の概要
- タイトル:マイ・ブックショップ(La librería)
- リリース:2017年10月21日(スペイン/バリャドリード国際映画祭)
- 時間:112分
- 脚本・監督:イザベル・コイシェ
- キャスト;フローレンス・グリーン:エミリー・モーティマー、バイオレット・ガマート:パトリシア・クラークソン、エドマンド・ブランデッシュ:ビル・ナイ
- 制作:スペイン、ドイツ、イギリス共同制作
- 配給:ココロヲ・動かす・映画社○
- 配給協力:ミモザフィルムズ
- 宣伝協力:ムヴィオラ
関連サイト
- The BookshopオリジナルHP(プレスキットには多くの資料がありました):https://www.bookshopthefilm.com/
- マイブックショップ日本公式HP: http://mybookshop.jp/
- https://www.cocomaru.net/
次の一冊
ここは自分への備忘録だと思ってください。正直、ペネロピ・フィッツジェラルドの他の作品を紹介できるほどの読書量があればよかったし、作中で描かれている、もしくは映画内で取り上げられたいくつかの作品を紹介するでもよかったのでしょうけど、いずれも読んだことがありませんでした。なので、原作と映画で最後のシーンに現れる各々の本を記しておきます(実はbookreader等で内容は確認したのですが、現物は未読という状態です。。)。
まずは映画。クリスティーンが船に乗って旅立つフローレンスを見送る際に胸に抱いていた作品。それはリチャード・ヒューズの『ジャマイカの烈風』。
そして原作。
フローレンスは店の本をすべて売り払い、それでも売れなかったエブリデイズ・ライブラリーの二冊の本をもって旅立つ。一冊はジョン・ラスキンの『この最後の者にも』。
二冊目はジョン・バニヤンの自叙伝『溢れる恩寵』。こちらは日本語訳がなかったので原作”Grace abounding to the chief of sinners”をつけておきます。googleで検索すると無料のものもでてくるので興味ある方はタイトルを検索してみてください。
雑な閑話休題(雑感)
原作と映画化された作品。本当にうまく再現しているものもありますが、一部を除いてやっぱり違う作品になりますよね。作者の描いたものをそのまま映画に投影したら、映画映えしないかもしれない。だから、映画監督は一部を省いたり、追加して、観客の心に響くようにします。それらに対して、どちらが正しいという議論は不要なのかなと、ようやく思えるようになりました。
というのも、私自身、映画、ドラマ、アニメ、舞台化がなければ、出会えなかった文学作品は沢山あったし、その逆もあったからです。
最近下火になりつつあるメディアミックスという言葉は乱暴な気がしますが、それらも間違いなく、その作品を知ることができる層を増やしていると思いますし、結果としてその作品をみんなで楽しめればいいのかなと思っています。
そして、巡り巡って制作者の方々に楽しめた雰囲気が伝われば幸せだなと思ったりするようになりました。
そう思うようになったのは年齢を重ねた結果でしょうか。。。
うーん、どうなんでしょうね。
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