【コーヒー豆】Mocha Harrah(Harar), Ethiopia (Tera Coffee and Roasters)

コーヒー豆について

今回は既存のプリントに手書きで上書きする感じでした。かわいらしい文字です。

コーヒー好きな人は思わず誰かに話したくなっちゃうイエメン・モカ港のうんちく。今回も例に違わず、モカの名前はついていますが当然のようにエチオピア・モカです。

現在、モカを冠につけている豆のほとんどがエチオピアのもの。その一方で本来のイエメン産のものは現在でも少量ながら生産されています。ただし、そちらはトレーサビリティに難があったり、希少性が故に高価格だったりと、厳しい環境にありますが。。。その辺の話について詳しくは以前のコーヒーセミナーの話を参照ください(リンク)。この界隈のエピソードは色んな歴史書でも書かれていることが多く、本物のイエメン・モカの復活を願う人も少なからずいると思います。個人的にはそのうち実現するといいなと思うばかりです。

今回、購入したコーヒー豆はエチオピアの東部にあるハラー地区のものです。ハラー地区はシダモ(シダマ)、イルガチェフェと共にエチオピアコーヒーの三大ブランドとなっています(他にもリムやジンマ地区が有名です)。ちなみにエチオピアは2019年時点でアフリカとしては最大の、そして世界でも5位のコーヒー輸出国となっています。アラビカ種だけで勘案するとブラジル、コロンビアに次ぐ世界3位の生産国です。

米国農務省のものを編集。 https://apps.fas.usda.gov/psdonline/app/index.html#/app/home

そして、ハラー地区の標高は1510m-2120m。ネットで検索してみるとわかる通り、水源が豊富ではないためナチュラル製法です。

試した飲み方と感想

Tera Coffee and Roastersのおすすめにそって飲んでみました

少し深い色をしていました。 (参考)豆の量:5g:35粒

Tera Coffeeのおすすめの飲み方についてはホームページに公開されています。ドリッパーはコーノ式。使う豆の量は焙煎度合いによって160ml抽出のために20g前後。焙煎はフルシティーなので抽出時間は3分強を目指す感じ。

(参考) http://teracoffee.jp/about/howto.html

飲んでみての感想

香りは花のみつのような淡く甘い香り。味はオレンジの渋み、もしくはブラックベリーから感じられるようなビターさを兼ね備えた強い酸味。オレンジピール入りのチョコレートとも似ている感じがしました。

冷めてからも鼻を近づけると爽やかな香りがするし、オレンジの甘みと酸味を感じられました。

コーヒー購入場所

この豆を購入したのは東急東横線白楽駅近くにあるTera Coffee and Roastersです。昔縁があって白楽に住んでいたのですが、街自体は昔の面影を残しながらも少し若返ったような気がしました。そして、商店街にコーヒーショップが少し増えた印象。相変わらず住みやすそうな場所でした。

お店は白楽駅をでて妙蓮寺方面にほんの少し歩いたところにあります。

店頭には約10種以上のシングルオリジンとオリジナルブレンドが揃えられていて、店員さんと自分の好みを相談しながら選ぶことができます。オンラインショップも充実していて、遠方の方で、再訪が難しい方にも優しい造りになっています。

個人的にはこのお店のケーキや焼き菓子もとってもお勧めです。特にモカのフレーズが入ったロールケーキやチーズケーキは上質なコーヒーを使った独特の風味が特徴的で他では味わえないオリジナリティを感じます(お店のロゴもかわいく、お土産としてもおしゃれです)。ちなみにお店のHPでも紹介されていますが、きちんと勉強したお店の方が季節や素材を大事にしながら一つ一つ丁寧に作っているとのこと。それも納得の味です。

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