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出版

  • 2021年4月30日

【本紹介・感想】多様性を考えるきっかけに『レイラの最後の10分38秒』

【内容】  タイトル中の『最後の10分38秒』は、心臓が止まってから脳が活動を完全停止するまでの時間のことです*。この約10分間は、一般的な人の一生に比べると短く思えますが、人の心臓が止まってから脳が完全停止するまでの時間と考えると、長く思えます。そんな短くも長い時間に死にゆく人間は何を考えるのか、 […]

  • 2020年6月24日

【本紹介・感想】ずっと刺激的であり続けた『本屋はサイコー! (新潮OH!文庫)』

内容 本書は本屋界隈では知らない人はいらないであろう千駄木と根津のちょうどあいだにある往来堂書店を立ち上げた安藤哲也さんによるものです。 安藤さんは新卒で出版社に入り、以来、出版営業の道を歩むようになります。実用書系出版社、音楽系出版社、そして新卒採用を得意とする広告代理店が抱えていた出版部門、いず […]

  • 2020年5月20日

【本紹介・感想】簡単に飛びついてはいけないストーリー『人はなぜ物語を求めるのか』

長らく本をバッグの中にいれていたせいで多少くたびれ感のある本てしまいました。クラフト・エヴィング商會が担当しているとってもきれいな装丁なのに申し訳ない限りです。ブックカバーは西荻にある今野書店創業50周年記念の東海林さだおさん限定ブックカバー「夏」です。積読状況がばれるものでした。。 内容 本書は「 […]

  • 2019年5月16日

【本紹介・感想】人類のお供パンはいかに愛され、ここまで普及したか『パンの歴史(「食」の図書館)』

内容 パンの起源と思われるものが人間によって食べられるようになった頃から、現在に至るまでのパンに纏わる歴史や逸話を、様々な文献や専門家の助言を通じて、まとめている意欲的な一冊。 参考文献や確認を求めたした専門家たちは多岐にわたり、考古学、実験考古学、文化人類学、美術、文学、民俗学、哲学、料理研究家、 […]

  • 2019年5月9日

【本紹介・感想】アメリカの出版事情と出版人たちを知ることができる『ベストセラーはもういらない ニューヨーク生まれ 返本ゼロの出版社』

内容  本作は、ニューヨークに拠点を構え、90年代に日本向けに洋書紹介しながらアメリカの現状を伝える雑誌『アメリカン ブックジャム』を創刊する一方、日本の出版物をアメリカの出版関係者に紹介して、日米出版界の橋渡し役を担ってきた秦隆司さんが、アメリカ出版業界についてまとめたもの。  日本の出版業界に対 […]

  • 2019年4月19日

【本屋探報】無印良品 銀座-本屋としてのMUJI BOOKSは変わったか

 『無印良品 有楽町』が2018年12月2日に惜しまれながら閉店しました。  JR有楽町駅から銀座方面に出ると、必ず目に入る東京交通会館、そしてマルイや阪急と同じくらい存在感のあるお店が 『無印良品 有楽町』 でした。  そのシンボリックなお店と入れ替わるように、2019年4月4日、銀座並木通り沿い […]