SEARCH

「小説」の検索結果21件

  • 2020年7月1日

【本紹介・感想】色んな人が交差する場所となった『わたしの小さな古本屋』

内容 1993年、当時21歳だったこの本の著者である田中美穂さんはひょんなことから会社を辞めることとなった。彼女に残ったのは退職金を含め、約100万円。少し休職するでもなく、転職活動をするでもなく、彼女はやめることを決めた日にすでに不動産屋で店舗物件を探していた。そんな彼女が始めたのが古本屋。屋号は […]

  • 2020年6月24日

【本紹介・感想】ずっと刺激的であり続けた『本屋はサイコー! (新潮OH!文庫)』

内容 本書は本屋界隈では知らない人はいらないであろう千駄木と根津のちょうどあいだにある往来堂書店を立ち上げた安藤哲也さんによるものです。 安藤さんは新卒で出版社に入り、以来、出版営業の道を歩むようになります。実用書系出版社、音楽系出版社、そして新卒採用を得意とする広告代理店が抱えていた出版部門、いず […]

  • 2020年5月29日

【本紹介・感想】西洋の日本人論に一石を投じた茶の精神とは?『The Book of Tea(茶の本)(BLEILER版)』

内容 本書は、西洋化が急激に進む明治時代にあって、東洋の伝統美術の優れた点を指摘し、日本美術の保護・再興に取り組んだ美術史家(美術評論家)岡倉覚三(天心)によるもの。岡倉はフェノロサに師事したのち、国内の芸術振興に貢献するも、一部の人々の不興を買い、アメリカに活動の拠点に移した。本書はそんな岡倉が西 […]

  • 2020年5月20日

【本紹介・感想】簡単に飛びついてはいけないストーリー『人はなぜ物語を求めるのか』

長らく本をバッグの中にいれていたせいで多少くたびれ感のある本てしまいました。クラフト・エヴィング商會が担当しているとってもきれいな装丁なのに申し訳ない限りです。ブックカバーは西荻にある今野書店創業50周年記念の東海林さだおさん限定ブックカバー「夏」です。積読状況がばれるものでした。。 内容 本書は「 […]

  • 2020年5月12日

【本紹介・感想】名作の原文とともに考える『翻訳ってなんだろう』

内容 本書は著者である鴻巣さんがNHK文化センター青山教室にて行った翻訳講座『訳して味わう傑作10選』を主な下書きとして、大学での講義や講演等を参考に執筆したものです。そのため、どの章もとても柔らかい語調で、まるで生徒と対話するようなかたちで書かれています。 本書の中で、鴻巣さんは、翻訳者は原文を読 […]

  • 2020年4月18日

【本紹介・感想】散策の楽しみが一つ増える『そと歩きノート』

内容 散策しているとき、どのように歩くかはその人の自由です。人の心の持ちようは自由です。季節折々の風景を楽しむ人、どこまでも続く道を楽しむ人、行きかう人々の表情を眺める人、建築物を楽しむ人もいれば、新しいカフェや街並みの変化にアンテナをはる人もいます。 本当に思い思いに楽しむことのできる散策。それは […]

  • 2020年4月9日

【本紹介・感想】本の命を看取る彼は今朝も本を読む『6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む』

内容 ギレン・ヴィニヨールは、朝の6時27分発の通勤列車に20分ほど乗って勤務先の断裁工場へと赴く。 勤務先では毎日多くの本が怪物のように蠢く断裁機の腹へと飲み込まれていく。ギレンはそんな工場でチーフ・オペレータ31として働いていた。機械のメンテナンスを含む管理、それは本を愛するギレンにとっては苦痛 […]

  • 2020年4月6日

【本紹介・感想】沢山経験して人が集える場所をDIYで作ったお話『渋谷のすみっこでベジ食堂』

内容 代官山駅からも渋谷駅からも少し歩くところ、東京都渋谷区鶯谷町、そこにこの本を書いた小田晶房さんのお店があります(小田さんの店というイメージをつけたくないと本文中で仰っているので、こういう紹介はよくないのかもしれませんが、ご容赦ください。ただ、小田さんがいてもいなくとも居心地のよいお店です)。 […]

  • 2020年3月12日

【本紹介・感想】NYに住む作家は今日も悩みながら生きていかなければならない『THE FRIEND by Sigrid NUNEZ(友だち)(洋書)』

あらすじ 文筆業の師でもあり、良き友でもあった作家が突然の自殺でこの世を去った。世界的なベストセラー作家だった彼の死は周囲の人に多くの悲しみを与えた。ただ、彼と付き合いのあった人の中で私ほど彼の死について考える人はいないんではないだろうか。それは彼が付き合った多くの学生や元妻、そして現妻も。彼の妻た […]