先日、日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)主催の初級カッピング講座に参加しましたのでその体験をシェアしていきたいと思います。それで、参加への判断材料、またハードルが下がればいいなと考えています。
セミナーを主催するSCAJとは?
まず、SCAJとは日本スペシャルティコーヒー協会の略称で、日本においてスペシャルティコーヒーの普及と啓蒙に尽力している団体です。その一環として、今回のようなカッピング講座を開いてコーヒー業務従事者や最終消費者のスペシャルティコーヒーに関する知識向上のサポートも行っています。
ちなみに、今回受講したのは初級カッピングセミナーですが、この他にも抽出や焙煎をテーマとしたセミナーも開催しています。興味のある方は協会HPのイベントカレンダーで開催予定のものをご覧になってみてください。
また、このセミナーのあとに行われるジュニアスペシャルティコーヒーカッパー資格講座はSCAJが所管するコーヒーマイスター資格の上位に位置するアドバンスド・コーヒーマイスター資格の実習講座の一つでもあります(アドバンスド・コーヒーマイスターは座学と4つの実習講座(焙煎、エスプレッソ/抽出、ハンドドリップ・サイフォン/抽出、カッピング)のうち1つパスすれば取得できる資格です)。
さて、そんな初級カッピングセミナーの概要について次の章でご紹介します。
日程・概要
2022年2月24日の例
9:15~ | 受付開始 |
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9:30~10:30 | SCAJ定義の説明、評価方法、カッピングフォームの使い方の説明 |
10:30~12:00 | カリブレーション及びセッション(4サンプル) |
13:00~14:30 | カッピング及びセッション(4サンプル) |
14:30~16:00 | カッピング及びセッション(4サンプル) |
参加費 SCAJ会員:16,500円 非会員:22,000円
募集人数 定員: 12名 (最少催行人員 6名 この日は10人が参加)
ちなみにセミナー参加者同士の交流は特段ないので参加者層はそこまで気にしなくてもいいかもしれませんが、この時の参加者は男女半々くらいで、若い方からシニアな方まで様々でした(ある意味参加しやすいセミナーです)。
申し込みから当日の流れ
セミナー実施日から2~1か月前にSCAJのウェブページで募集がかけられます。気になる方はウェブページをモニタリングアプリ等で更新通知設定にしておくと良いと思います。なお、SCAJ会員に対しては登録したメールアドレスに告知が来ます。初級カッピングセミナーは、現時点で優先受付制度の対象となっていないので、会員の方も非会員の方も、できる限り応募開始時間に申し込むことをお勧めします。
そして申し込んだ参加者(キャンセル待ちの人以外は基本的に申し込み時に確定)には参加費の入金依頼がメールにて届きます。その際、当日の持ち物(筆記用具、エプロン、カッピングスプーン、健康チェックリスト*、(電卓))を指定されます。このうちカッピングスプーンについては会場で販売していますが、その他はありませんので注意を。
一応、筆記用具やエプロンは会場が新橋の場合、ドンキホーテ銀座館で時間を選ばずに買えますが、会場と反対側になるので前日までに揃えることをお勧めします(ちなみに私は当日に地元のピカソ(ドンキ系列)でエプロンを購入したことを反省しています)。
では、当日の講座に関して次のページで詳しく紹介していきたいと思います。