SCAJ主催中級カッピングセミナー体験報告

参加しての感想

メリットデメリット
・カッピング用の豆やカップ等の準備必要なし
・講師、または参加者とのメモリ合わせができる
・純粋なブラインドテイスティングができる
・認定試験への受験資格を満たすことができる
・カッピングの注意事項を再確認できる  
・比較的お高いお値段(一日を通して行うのと、講師陣がフルケアでフォローしてくれます)
・今のところ、平日開催(週末お休みの社会人だとお休みをとらないといけません)
・コーヒーを飲む際に味を表現しようとして単純に楽しめなくなる可能性あり(つまり、面倒くさい人になる可能性があります…気を付けましょう)

このセミナーの初級も中級も各々とても貴重な体験になったと個人的には思っています。特に、①テイスティングのための豆、②ブラインドテイスティング、③経験を積んだ講師陣・参加者との点数のすり合わせ、について貴重な体験ができました。

①について、もちろん他の焙煎度合いでもカッピングはできますが、本来の確認しないといけないコーヒーの焙煎度合いとは違うわけなので、一度本来のものを試すのは意味があると思います。

②について、周りに協力してくれる方がいればできると思いますので、この中では重要度は減りますが、自分がカッピングに集中できるということは非常に貴重だと思います。

そして何より③、特に講師陣との点数すり合わせは非常に貴重だと思います。経験を重ねた講師陣の方々が何を尺度にするのか、どういうところに配点するのか、用いる言葉は何か、いずれも非常に勉強になりました。

カッピングセミナーは色んなところで行われています。ただ、そのカッピングセミナーは得てして主催者の色が出やすくもあります。今回の講師陣のスコアもある程度幅がありました。もし、セミナー主催者が両極端のスコアを付ける方だったら、その受講生はさらに振れ幅が大きくなる可能性があります。だから、こういうので微調整するのもありなんじゃないかなと思います。

もちろん、コーヒーは嗜好品だから、それでいいという考え方もあるでしょうし、私もそれを否定も反対もしません。ただ、今回のようにその尺度を調整することで世間で流行っているコーヒーをより身近に感じられたり、好みはさておき、それを理解することができるようになるかもしれません。そうすればよりコーヒーのムーブメントについていけるようになるのではないでしょうか。

そういう風に考えられるようになるこのセミナーなので、個人的には参加してよかったなと感じられました。

ということで、このブログでは今後も機会をとらえて色んなセミナーに参加し情報共有をしていきたいと思います。

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