ASEAN発コーヒー・フレーバー・スフィア(ASEAN COFFEE FLAVOUR SPHERE)
今まで紹介したフレーバー・ホイールは全て消費国の会社や研究(教育)機関によって作られています。しかしながら、コーヒーは作物であって、コーヒーベルトを中心とした国々で作られています。既存のフレーバー・ホイールには必ずしも生産国の想いが反映されていませんでした。
そこでインドネシアやベトナムなどの生産国を抱えるASEANのコーヒー団体が自身の知見を活かしたフレーバー・ホイールを作りました。それが上のASEAN Coffee Flavour Sphere(コーヒー・フレーバー・スフィア)です。
これには生産国が考えるコーヒーのフレーバーが反映されています。また、ASEAN発ということもあってスパイスやハーブ、トロピカルフルーツの語彙が多く含まれていることも特徴です。これはそのまま利用者が追加で学ばないといけないことと同意であるため、難点にもなりますが、ロースターやコーヒーショップにとってこのフレーバー・スフィアを使うことで生産国とともにあるということをアピールできるかもしれません。
ちなみに原宿にあるインドネシア発のコーヒーショップであるKOPIKALYANで一時期掲示されていました。