- 2020年4月9日
【本紹介・感想】本の命を看取る彼は今朝も本を読む『6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む』
内容 ギレン・ヴィニヨールは、朝の6時27分発の通勤列車に20分ほど乗って勤務先の断裁工場へと赴く。 勤務先では毎日多くの本が怪物のように蠢く断裁機の腹へと飲み込まれていく。ギレンはそんな工場でチーフ・オペレータ31として働いていた。機械のメンテナンスを含む管理、それは本を愛するギレンにとっては苦痛 […]
内容 ギレン・ヴィニヨールは、朝の6時27分発の通勤列車に20分ほど乗って勤務先の断裁工場へと赴く。 勤務先では毎日多くの本が怪物のように蠢く断裁機の腹へと飲み込まれていく。ギレンはそんな工場でチーフ・オペレータ31として働いていた。機械のメンテナンスを含む管理、それは本を愛するギレンにとっては苦痛 […]
内容 1976年から2016年まで週間少年ジャンプで連載が続いた『こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)』。今もたまに色んな媒体に顔を出してはその時々でファンの注目を集めています。 そんなまんがの一つの楽しみとなっていたのが扉絵ページに描かれる主人公両津勘吉こと両さんと下町の風景でした。隅田川にかか […]
内容 代官山駅からも渋谷駅からも少し歩くところ、東京都渋谷区鶯谷町、そこにこの本を書いた小田晶房さんのお店があります(小田さんの店というイメージをつけたくないと本文中で仰っているので、こういう紹介はよくないのかもしれませんが、ご容赦ください。ただ、小田さんがいてもいなくとも居心地のよいお店です)。 […]
今日ご紹介する本は喫茶店の店頭でたまたま出合えた本です。でも、その喫茶店にすごしているあいだずーっと読んでしまい、また読後に少し豊かな気持ちにもなれました。ただ、意識しないとなかなか出会えない雑誌だと思うのでみなさんにご紹介させていただきたいと思った次第です。 ということで、その雑誌の名前は『四季の […]
内容 日本に生まれ、大学生まで海外を知らなかった著者がエチオピアをフィールドワークの対象に選び、そして日本とエチオピアを幾度となく往復する中で感じた違和感。 例えば、日本にいれば物乞いや精神を病んでしまった人は私たちの日常生活から隔離されていく。それが私たちのいきる「ふつう」。一方、エチオピアでは物 […]
内容 本誌は一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会(Specialty Coffee Association of Japan: SCAJ )が会員向けに送付してくる広報誌です。イメージは社内報か業界紙の簡易版のようなもの(実際に、ご覧になったほうが早いと思います。『SCAJ ニューズレター […]
あらすじ 文筆業の師でもあり、良き友でもあった作家が突然の自殺でこの世を去った。世界的なベストセラー作家だった彼の死は周囲の人に多くの悲しみを与えた。ただ、彼と付き合いのあった人の中で私ほど彼の死について考える人はいないんではないだろうか。それは彼が付き合った多くの学生や元妻、そして現妻も。彼の妻た […]