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  • 2020年6月17日

【本紹介・感想】喫茶店が無性に恋しくなるZINE『喫茶 ふしぎ探訪-Exploring Wonder Cafe-』

「喫茶」は赤と青のページがいつまでも印象に残るZINEでした。このZINEのどこかに昭和レトロや大正ロマンを感じるのはきっと私だけではないはず。 内容 『喫茶』は街の喫茶店を赤と青の孔版印刷で伝えるZINE(リトルプレス)です。 紹介されるお店はタイトル通りすべて喫茶店。中にはカフェにジャンル分けさ […]

  • 2020年6月9日

【本紹介・感想】新しい生き方がある『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』

【内容】 高校卒業後、フリーターを7年間経験、その後大学に通って30歳で新卒社会人となった本書の著者渡邊格さん。彼が就職したのは父に紹介された有機農産物の卸販売会社だった。渡邊さんはそこで行われる業界の商慣習や納入業者とのもちつもたれつの関係に世間への疑問を深めていくこととなる。 そして、とある日渡 […]

  • 2020年5月29日

【本紹介・感想】西洋の日本人論に一石を投じた茶の精神とは?『The Book of Tea(茶の本)(BLEILER版)』

内容 本書は、西洋化が急激に進む明治時代にあって、東洋の伝統美術の優れた点を指摘し、日本美術の保護・再興に取り組んだ美術史家(美術評論家)岡倉覚三(天心)によるもの。岡倉はフェノロサに師事したのち、国内の芸術振興に貢献するも、一部の人々の不興を買い、アメリカに活動の拠点に移した。本書はそんな岡倉が西 […]

  • 2020年5月20日

【本紹介・感想】簡単に飛びついてはいけないストーリー『人はなぜ物語を求めるのか』

長らく本をバッグの中にいれていたせいで多少くたびれ感のある本てしまいました。クラフト・エヴィング商會が担当しているとってもきれいな装丁なのに申し訳ない限りです。ブックカバーは西荻にある今野書店創業50周年記念の東海林さだおさん限定ブックカバー「夏」です。積読状況がばれるものでした。。 内容 本書は「 […]

  • 2020年5月12日

【本紹介・感想】名作の原文とともに考える『翻訳ってなんだろう』

内容 本書は著者である鴻巣さんがNHK文化センター青山教室にて行った翻訳講座『訳して味わう傑作10選』を主な下書きとして、大学での講義や講演等を参考に執筆したものです。そのため、どの章もとても柔らかい語調で、まるで生徒と対話するようなかたちで書かれています。 本書の中で、鴻巣さんは、翻訳者は原文を読 […]

  • 2020年4月23日

【本紹介・感想】地域とともに生きる雑誌が地域に根付くコーヒー屋さんを紹介『房総コーヒー』

内容 私たちは様々な方法でカフェや喫茶店を知ることができます。雑誌であったり、ネットであったり、もしくはたまたま通りかかって、ということもあります。どんな方法であったとしてもその出会いはかけがえのないものです。 でも数あるお店の中から、折角ならば、店のコンセプトや雰囲気、店主の生き方や気持ち等々、何 […]

  • 2020年4月22日

【本紹介・感想】子供たちの疑問に哲学者たちはどう答える?『子どもの難問』

内容 色んな大人が尋ねられると窮してしまうような質問を、子どもたちはいとも簡単にしてきます。それらについて、大人たちは常識ととらえていたり、あまりにも当然なことだったりするので、向き合うことや考えることを辞めてしまっているのかもしれません。そんな問いに対して子どもたちは真剣に答えを求めます。もし、大 […]

  • 2020年4月20日

【本紹介・感想】翻訳家の悲喜こもごもな日常『翻訳地獄へようこそ』

内容 本書は翻訳であり、エッセイストでもある宮脇孝雄さんがALCが発行する雑誌、『ALCOM WORLD』と『マガジンアルク』で連載されていた「英語翻訳ミヤワキ研究室」に掲載された文章を加筆・修正したものです。 全体で約40のエッセイからなり、翻訳をするにあたってどのようなことに気を付けるといいかに […]

  • 2020年4月18日

【本紹介・感想】散策の楽しみが一つ増える『そと歩きノート』

内容 散策しているとき、どのように歩くかはその人の自由です。人の心の持ちようは自由です。季節折々の風景を楽しむ人、どこまでも続く道を楽しむ人、行きかう人々の表情を眺める人、建築物を楽しむ人もいれば、新しいカフェや街並みの変化にアンテナをはる人もいます。 本当に思い思いに楽しむことのできる散策。それは […]