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  • 2021年5月18日

【本紹介・感想】いつまでも残ってほしいと思わせる喫茶店『京都・六曜社三代記 喫茶の一族』

あらすじ 京都市の河原町三条にある「六曜社珈琲店」。1階の喫茶店と地下に、日中はカフェ、夜はバーになるお店です。今では京都に古くからあるお店として多くのガイドブックに取り上げられ、国内のカフェ好きはもちろん、国外からもファンが訪れるほどの人気店です。そんなお店の内幕を知りたい人もきっと多いはず。この […]

  • 2021年4月30日

【本紹介・感想】多様性を考えるきっかけに『レイラの最後の10分38秒』

【内容】  タイトル中の『最後の10分38秒』は、心臓が止まってから脳が活動を完全停止するまでの時間のことです*。この約10分間は、一般的な人の一生に比べると短く思えますが、人の心臓が止まってから脳が完全停止するまでの時間と考えると、長く思えます。そんな短くも長い時間に死にゆく人間は何を考えるのか、 […]

  • 2020年11月12日

【本紹介・感想】誰が問題から逃げちゃいけないと決めた?逃げるのも悪くない『LESS(レス)』

内容 この物語の主人公であるアーサー・レスは、30代で小説『Kalipso(カリプソ)』を書きあげ、まずまずの作家デビューを飾っていた。その後書いた小説の売れ行きや評価は必ずしも芳しくなかったが、それ多くの作家も似たような状況。しかし、そんなレスが執筆中の最新作にとうとうエージェントが色よい返事をし […]

  • 2020年11月6日

【本紹介・感想】ビール醸造にかけた人たちの『ビールでブルックリンを変えた男 ブルックリン・ブルワリー起業物語』

【内容】 日本では『地ビール』として、近年普及・定着しているマイクロ・ブリワリー(小規模醸造所)もしくはクラフト・ブルワリー(職人・手作りの醸造所)によるビール醸造の文化。 その中でも世界的な成功モデルの一つして知られるのが、本書の主役となるアメリカ・ブルックリンにあるブルックリン・ブルワリーです。 […]

  • 2020年10月30日

【本紹介・感想】医療現場の痛ましい現状を綴った『This is Going to Hurt: Secret Diaries of a Junior Doctor(邦題:すこし痛みますよ)』

【内容】 この本はイギリス1の産婦人科医になりたてのアダム・ケイさんが綴った日記を編集したものがベースとなっています。 イギリスの社会福祉は「ゆりかごから墓場まで」というキャッチコピーでも知られる国民皆保険制度がベースとなっています。国民の誰もが信頼できるかかりつけ医をもち、大病院のお医者さんに対す […]

  • 2020年10月20日

【本紹介・感想】昔からの製法で日本酒を作る酒蔵が気づいた『発酵道』

本書は以前に池尻大橋のレインボー倉庫で営業されていたCafune Books(cafunebooks.com)で購入しました。ブックカバーと一緒にいただいたしおりはいずれも緑を基調とした落ち着いたものでとても気に入っています。現在、Cafune Booksは実店舗での営業は行っていませんが、店主さん […]

  • 2020年7月7日

【本紹介・感想】もしもの時へのバックアップとしての『里山資本主義』という考え方

内容 私たちが思い描いていた未来は、グローバル化が進み、最大効率が発揮する社会だった。安価なエネルギーを遠くの地から調達して効率的な発電網を全国津々浦々に敷いて生産物に最大限の付加価値をして輸出すれば、富は蓄積されていく。そういう明るい未来だった。 それがギリシャ危機やリーマンショックで打ちのめされ […]

  • 2020年7月1日

【本紹介・感想】色んな人が交差する場所となった『わたしの小さな古本屋』

内容 1993年、当時21歳だったこの本の著者である田中美穂さんはひょんなことから会社を辞めることとなった。彼女に残ったのは退職金を含め、約100万円。少し休職するでもなく、転職活動をするでもなく、彼女はやめることを決めた日にすでに不動産屋で店舗物件を探していた。そんな彼女が始めたのが古本屋。屋号は […]

  • 2020年6月24日

【本紹介・感想】ずっと刺激的であり続けた『本屋はサイコー! (新潮OH!文庫)』

内容 本書は本屋界隈では知らない人はいらないであろう千駄木と根津のちょうどあいだにある往来堂書店を立ち上げた安藤哲也さんによるものです。 安藤さんは新卒で出版社に入り、以来、出版営業の道を歩むようになります。実用書系出版社、音楽系出版社、そして新卒採用を得意とする広告代理店が抱えていた出版部門、いず […]